従来と今後の電気接続

大電流等の接続に使用される従来の接続方法は、ネジによるもの大半を占めておりましたが、ネジによる接続は締め付けトルクの管理やヒートサイクルによる緩みが問題視されておりました。そして、締め付け不良や緩んだ状態では、満足な電気接点を得ることができません。また、設備や機器の不具合が生じた際にネジ接続では目視での不具合個所を特定することが困難といった問題もありました。こういった問題点を解消するために多面接触コンタクトが選ばれています。

多面接触コンタクトの利点

*1ルーバ辺りに最低でも1接点は得られるため、ルーバー数以上の接点を確保することができます。
*コンタクトの持つバネ特性により、接触面に対して一定の接触圧を保てるため電気的接触抵抗を軽減でき温度上昇 を抑えることができます。
*ヒートサイクルによる膨張、収縮運動によりセルフクリーニング機能を有することができ接触面の酸化皮膜の破壊と 形成防止をすることができます。
*多面接触により通電能力が上がるため、標準品に比べコンパクト化が図れます。

セルフクリーニング機能

セルフクリーニング機能とは、非通電時と通電時の温度変化により起こるヒートサイクルを利用した導体とコンタクトの摩擦運動や挿入時の摩擦により接触面の酸化や硫化による絶縁被膜の除去と 皮膜の形成防止機能のことです。

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